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私には2つ上に兄が、2つ下に弟がいます。


弟は生まれつき知的障がいです。中度くらいでしょうか。


小さい頃からずっと一緒にいました。

幼いながらにも「この子は私が守ってあげないと!」といつも思っていました。


小学校は同級生たちと同じクラスに籍を置きつつ、授業内容によっては特別支援学級で授業を受けるという方法で、私と同じ学校に通うことができました。

ありがたいことです。


弟と一緒に学校に通う中で大変だったことがあります。

弟は排泄の自立が遅く、小学生になってもよくお漏らしをしていました。

登下校中にもお漏らししてしまうので、その度にパンツを取り替え、お尻を拭いてあげました。

田舎だったので、通学路でそのまま取り替えていました。

(今の時代だったらできないでしょうね・・・(^_^;))


登下校する他の児童たちの前でパンツを取り替えるので、からかわれたり笑われたことは何度もありました。

悔しくて悲しかったけれど、それでも弟の世話を続けられたのは、弟を理解してくれる友達がいたからです。


一緒に登下校してくれた近所の友人たち。

一緒にいることで彼女たちもからかわれるのに、全く気にせず、弟を大切にしてくれました。

私が委員会などで弟と一緒に下校できない時は、彼女たちが付き添ってくれて、その時に弟がお漏らししても嫌がらずに取り替えてくれました。



彼女たちの姿を見て思いました。


私は姉だからパンツを替えるのは当たり前だけど、逆の立ち場だった場合、私も彼女たちのようにできるだろうか・・・?



スゴイことをサラリとやってくれた友人たちには頭が上がりません。

彼女たちがいたから、弟も楽しく学校に通えました。

弟は優しい彼女たちが大好きでした。(姉は怒ってばかりでした・・・)



弟は同級生にも恵まれて、みんな優しく接してくれました。

弟は人に恵まれているな・・・としみじみ思います。



正直、「弟が健常だったらどうだったろう?」と思ったことは何度かあります。

今はそんなことは全く考えません。

障がいは決してマイナス要素ではないと思うからです。

健常者だってサポートがないとできないことがあるはず。完璧な人なんていないってこと。


弟が弟として産まれてきてくれたから、たくさんのことを学ぶことができてありがたかったです。

弟よ、姉を育ててくれてありがとう。






数年前、ブログに『オランダへようこそ』の詩を載せたことがあります。

素敵な詩なので、ぜひご覧ください。







*****最後までお読みいただきありがとうございました(^_^)*****




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